新卒でSES企業に入り、15年いました

実名は出しません。ただ、そこで何が起きていたかを、順番に書いています。

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SESのリアル

PL経験ゼロで、私はPLに据えられた

新人が作った斬新な画面遷移を、お客さんが承認していました。誰も検証していないのに、受注だけが進みます。
SESのリアル

「ミツモリヲツクル??」

4年目の私は、見積という言葉の意味を知りませんでした。常駐していると、自分の仕事の値段を一度も見ないからです。
SESのリアル

現場に出されなかった新人のほうが、私より上流を経験していた

「お客さんに要件を聞きに行ったの? すごくない?」4年目がそう思っていました。客先に出るほど上流から遠ざかります。
SESの仕組み

受注がかかった提案を、本社にいた新人2人がやっていた

なぜ新人だったのか。技術者が全員客先にいたからです。SES企業は自社の仕事に自社の技術者を出せません。
SESのリアル

うちの会社が受託開発をやったのは、あの一度だけだった

4年目、本社に戻された私が見たのは、自社が受託開発に手を出そうとしている光景でした。続いたのは一度だけです。
受け入れる側から

受け入れる側は、あなたの会社のルールを知らない

送り出される側で15年、いまは迎える側。あのとき刺さった一言に悪意がなかった理由が分かりました。
SESのリアル

それでも、SESで得たものはあった

15年は無駄ではありませんでした。ただ、同じものを手に入れるのに15年は必要ありませんでした。
SESのリアル

決定的な事件は、なかった

怒鳴られたわけでも、倒れたわけでもありません。それでも辞める理由としては十分でした。
SESのリアル

なんとかなってしまったことが、いちばんよくなかった

辞めた人は、辞めるほど辛かった。私が15年いたのは、辞めるほどではなかったからです。
SESの仕組み

権限はないのに、責任だけがある

社員ではないので権限は渡されない。それでも納期はある。その差を埋める手間は、誰にも計上されません。