新卒でSES企業に入り、15年いました

実名は出しません。ただ、そこで何が起きていたかを、順番に書いています。

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SESの仕組み

「有給休暇は権利かもしれないけど、作業するのが義務だから」

営業日が20日ない月に有給を取ると、140時間の下限を割ります。常駐先にとって有給も欠勤も「作業していない日」で同じでした。
SESの仕組み

同じ1か月を、2枚の報告書に書いていた

自社の分と、常駐先の分。入力単位は10分と15分で、揃えようとすると30分刻みにしかなりません。削られるのは常駐者の時間だけでした。
SESの仕組み

「どこどこに資料があります」と言われて、そこにアクセスできない

「その資料、どこどこにあります」と言われても、そこにアクセスできない。権限の設定漏れを埋める時間は、どのスケジュールにも積まれていません。
SESから抜ける

「SESはやめとけ」は本当か ── 15年いた人間の結論

新卒でSES企業に入り15年。良い面も含めて中身を書いたうえで、それでも「できるだけ早く出たほうがいい」と考える理由を4つ挙げます。
SESのリアル

社員旅行の宴会で、隣に座った社員が誰だか分からなかった

1泊2日、近場、宴会だけ。悪くない旅行でしたが、隣に座った社員が誰なのか分かりませんでした。同じ会社なのに、お互いの仕事を知らないのです。
SESの仕組み

頑張れば頑張るほど、信頼を得る代わりに時給が減る

信頼されるほど作業が増える。契約金額も給料も変わらないので、実質的な時給だけが下がっていきました。
SESのリアル

私がいたのは、業界では「いい方」のSES企業だったらしい

給与も、業界の中では悪くない方でした。これは特別ひどい会社の告発ではなく、いい方でこうなる話です。
SESの仕組み

140時間から180時間。この40時間に、私の味方はいなかった

常駐先も自社も180時間側を望みます。この稼働時間の幅の中で、利害が一致していないのは常駐者だけでした。
SESの仕組み

自分に関する書類を、私は何ひとつ見たことがなかった

単価も、契約書も、スキルシートも見たことがありません。私のスキルシートには、いったい何が書かれていたのか。
SESの仕組み

「私の単価っていくらですか?」と聞いた同期がいた

営業の返答は「なんでそんなこと知りたいの?」でした。あれは答えを避けたのではなく、問うことを咎めていました。