合同企業説明会で、誰も来ていないブースに同情で座った。そこから、別途開かれる会社説明会に行くことになりました。
行ってみたら、なぜかその日のうちに面接が組まれていました。
説明会に行ったら、そのまま面接だった
私は説明を聞きに行っただけのつもりでした。志望していたわけでもありません。それが、その日のうちに面接まで進むことになりました。
当時は「あれ、今日は話を聞きに来ただけのつもりだったんだけどな」くらいにしか思っていません。むしろ、そんなに自分を欲しがってくれるのかと、少し嬉しかった気さえします。
聞かれたのは、よくあることだけだった
面接で聞かれたのは、大学でどんなことをやってきたか、長所と短所はどんなところか、将来どのようなエンジニアになりたいか。そういう、どこでも聞かれるような質問だけでした。
技術的な質問はありません。何を作りたいかも聞かれませんでした。
そして、いま思い返すと決定的なことがあります。
「当社を志望した理由は?」
普通、この質問が真っ先に来るものだと思いますが、これを聞かれた記憶がありません。
そりゃ、そもそも志望してその場に居たわけではないの当たり前ではあるのですが、当時の私はそれを不自然だとも思いませんでした。答えづらい質問が無くて良かった、くらいの感覚だったと思います。
後日、内定を知らせる郵便が届きました。
内定がひとつ出て、私は気が緩んだ
ここは完全に私の甘さです。ひとつ内定をもらえたことで、就職活動への熱が一気に冷めました。
内定者同士が集まるタイミングがあり、みんな気の良さそうな人たちに見えました。この人たちが同期になるのか、と思うと悪くない気もしていました。
正直に書くと、そのころ私はFFXIにどっぷりハマってしまっており、就活にかける時間そっちのけでFFXIに没頭してしまっていました。まだ就職活動続けなきゃなという思いと同時に、まあ滑り止めな感じで1社内定出たから最悪それでもいいか・・、と思ってしまったのです。
結局、私はその会社に入社しました。
あれは選考ではなかった
15年経ってから振り返ると、あの面接が何だったのかは、はっきりしています。
志望動機を聞かない面接は、選考ではありません。
なぜこの会社を選んだのか。入って何をしたいのか。それを確かめる必要がないということは、誰が来ても構わないということです。
SESは、人が売上に直結する業態です。頭数が要る。だから採用が速い。当時の私はそれを「話が早い会社」だと受け取っていました。
ちなみに、このとき一緒に入社した新卒の同期は15人ほどでした。いま残っているのは5人くらいです。
そして後で知ることになりますが、この数字は業界の中では「多い方」らしいのです。

